【出雲市】いま話題のマイクロライブラリー!斐川町荘原にある私設図書館「勁草文庫」へ行ってきた!
最近、公立図書館の無い中山間地域などで、子供たちに本と触れ合う場を提供する私設図書館や、個人が開く小さな図書館(マイクロライブラリー)などが増えてきています。実は、出雲市にも町なかにひっそりと佇む小さな私設図書館があるんです。それが斐川町荘原の「勁草(けいそう)文庫」。
入り口ドアの張り紙には「お休み:毎週月曜日・第2第4木曜日」「午前9時〜正午12時まで/昼休み12時〜14時まで/午後14時〜16時まで開館します」と書いてあります。中にはこの文庫を運営しているとみえる男性がお一人で読書をしながら店番をされていました。
図書館内は空間いっぱいに本棚が!棚に入りきらない本が床にも積まれています。ジャンルは様々で、子供たち向けの小説や漫画から、実用書、雑誌、割と最近出た話題の本や、年季の入った文学全集などが並んでいます。子供も大人も本好きの方ならワクワクしてしまうこと間違いなしです!
14時を過ぎると小学校帰りなのか、子供たちが集まってきます。集まってくるといってもワイワイがやがやというよりは、本好きの子がぽつぽつとやってきて、思い思いに漫画や小説を読んでいるといった雰囲気。学校の図書館とは別にこういう場があると、年代を超えて友達もできそうで良いですね。
図書館なので、もちろん本を借りることもできます。アナログなシステムで懐かしい気持ちになりました。2015年にマイクロ・ライブラリーサミットに出展された時の紹介文がありましたので、リンクを貼っておきます。この紹介文によると、店主が退職後に始めた図書館で、蔵書は15000冊を超えるそうです!
余談ですが「勁草(けいそう)」、聞き慣れない言葉なので意味を調べてみたところ「風雨に耐える強い草」という意味でした。店主の図書館に対する想いなのか、はたまたここに集う子供たちへ向けてのメッセージなのか…素敵だなと思いました。
私設図書館やマイクロライブラリー、本が好きな方、一度行かれてみてはいかがでしょうか?
勁草文庫の場所はこちらです。
(麦)